井川意高 現在

井川意高 現在

 迂闊に接近するのは避けるべきだが、そうすればエリスさんが弾丸を回避しやすくなる

負けたように見せかけるためにも、このまま接近戦を続けるのが一番だろう

「馬鹿、迂闊に突っ込むな! その氷は―――――――」「分かってるッ! でも、距離を離していたら―――――――――」 その瞬間、ブローバックしていたCz75SP-01のスライドが―――――――動かなくなった

 薬莢がエジェクション・ポートに詰まってしまったのだろうかと思って目を見開いた俺だったが、ジャムったわけではないというのはすぐに理解できた

 スライドと銃口に、蒼い氷が付着しているのである

その氷は徐々に成長し始めると、瞬く間にスライドを完全に包み込み、今度はそのまま株のグリップへと広がり始める

触れたら俺の手まで氷付いてしまうのではないかと思った瞬間、俺は大慌てで両手のハンドガンを投げ捨て、腰に下げていたAN-94を引き抜いた

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 しかし―――――――武器を持ち替える際に、当然ながら隙ができる

エリスさんはその隙に再びハルバードを突き出すと、今度はハルバードの先端部でAN-94のハンドガードの辺りを突いた

 堅牢なロシア製のライフルはその一撃で壊れることはなかったが――――――――やはり、氷の塊がハルバードの命中した場所から生まれ、凄まじい速度でライフルを包み込み始めた

いくらロシアの武器が堅牢とはいえ、完全に氷漬けにされた状態で動くわけがない

 くそったれ、AN-94はお気に入りなんだぞ………!? 今度は背中のOSV-96に手を伸ばしつつ後ろへと下がるが、今度はエリスさんが先ほどの俺のように地面を蹴って前に出てきた

大慌てで折り畳まれていた銃身を展開しようとしたが、彼女のハルバードは展開を終えたばかりのアンチマテリアルライフルの銃身を直撃すると、またしても長大な銃身を氷で覆い始める

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 おいおい、マジかよ!? ふざけんな! これもお気に入りなのに………!「ま、待って! もう武器持ってないって!」「何ですって?」 いや、まだナイフはあるんだけどね

懐にもCz2075RAMIがあるし、秘密兵器も残っている